80年以上に亘るハリウッド映画界とのつながり

迫力あるスクリーン、臨場感溢れるサウンド、別世界へ冒険する体験。映画は観客をその世界に引き込みます。

脚本、俳優、セット、音楽、照明、衣装、メイク…その全てが一体となり、監督が描いた世界が作り出されます。1本の映画が素晴らしい作品として完成するまでの無数のプロセスに観客が気づくことはありません。全ては観客をストーリーの中に引き込むため、多くのクリエイターによって生み出されたクラフツマンシップの結晶なのです。

映画にはスクリーンで繰り広げられるストーリーだけでなく、スクリーンの裏側で映画制作に携わるクリエイターたちの作品への情熱も必要不可欠です。  

一つの作品が完成するまでに、どれだけの努力、献身、熱意が費やされるかを私たちは知り尽くしています。主人公がスクリーンで輝くその裏には、たくさんのクリエイターたちの努力があるのです。1932年、かの有名な作品にハミルトンの時計が初めて登場して以来、ハミルトンは彼らの作品づくりへの情熱を長年に亘って支えてきました。

クライヴ・ブルックとマレーネ・ディートリヒが主演を務めた『上海特急』。この作品の劇中では、ハミルトンの「 フリントリッジ」と「 パイピングロック」が登場しました。ハミルトンのタイムピースは、映画『インターステラー』でマーフが着用した時計が人類を救ったのと同様に、ストーリーに欠かせないアイテムとして物語の重要な鍵を握っていました。

「『インターステラー』の制作時には、2つの重要なアイテムの制作をハミルトンに依頼しました。もちろん、2人の主要な登場人物のための時計です。この時計は映画の中で非常に重要な意味を持つものだったので、私たちのニーズを実現するものが必要だったのです。ストーリー、そして登場人物自身にとっても、時がいかに大切であるかを示していると思います。」

Nathan Crowley, Production Designer

1951年にも、映画の中でハミルトンの時計が重要な役割を果たしました。第二次世界大戦中の米国海軍特殊潜水部隊の活躍を描き、数々の賞を受賞した映画『フロッグメン』。実話を基にしたこの作品では、史実に基づきハミルトンの「フロッグマン」ウォッチが採用されました。確かな性能と高い精度を持つハミルトンの時計は、この映画のキャラクターたちにふさわしい選択でした。

また、伝説的な映画監督スタンリー・キューブリックは、 自身の監督作品『2001年宇宙の旅』で劇中に登場する時計の製作をハミルトンに依頼しました。 

『パール・ハーバー』の主人公は、米国軍で活躍した真の英雄らしく、ハミルトンの時計を着用しました。『オデッセイ』では、主人公のマーク・ワトニーがハミルトンの「カーキ ビロウ ゼロ」を着用。彼の極限の状況下を打開しようとする強い意思と、生存本能を体現しました。ハミルトンの時計は、着用するキャラクターの個性を一層際立たせるのです。

時計の優れた性能を頼りにするのは、登場人物たちだけではありません。『インターステラー』では、ハミルトンの時計がストーリーの中で重要な役割を演じました。

1932年のスクリーンデビュー以来、ハミルトンはアクション映画からSFシリーズ、そしてハリウッドの一流スターが主演する大作映画まで、映画監督、プロダクトデザイナー、衣装デザイナーたちから支持され続けるムービーブランドとして愛され続けています。 

作品や主人公にふさわしいタイムピースを提供し、時には制作するというハミルトンのミッションは、映画づくりに欠かすことができない重要なプロセスの一つです。私たちは何か月もかけて作品や主人公のキャラクターを引き立てる時計を開発し、制作し、修正し、完璧に仕上げるよう尽力します。

こうした情熱、意欲、クリエイティビティ―、チャレンジこそが、ハミルトンと映画界を強く結びつけており、私たちの時計がこれまで500本以上のハリウッド映画に登場している理由です。

映画にはスクリーンに映るスターだけではなく、たくさんのクリエイターたちの貢献が欠かせません。ハミルトンは2006年から、「ビハインド・ザ・カメラ・アワード」を主催し、映画制作に携わる人々を称え、映画の舞台裏で活躍する人々にスポットライトを当ててきました。

それだけでなく、映画界への貢献としてハミルトンは未来のクリエイターたちを支援するために、サヴァンナ芸術工科大学(SCAD)と特別なプロジェクトを実施しています。学生たちがハミルトンの歴史を描いた映画を制作するというプロジェクトで、ハミルトンが誇るヘリテージや豊かな歴史を称える作品となりました。私たちは、スクリーンの裏側に立つ次世代の才能にインスピレーションを与え、その才能を広げるための支援にも力を注いでいます。

長い間、映画界で中心的な役割を果たしてきたハミルトン。これからもそうであったように、素晴らしい映画の世界に私たちはいつまでも魅了され続けることでしょう。